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どうも！さっさんです！！
寒いですねぇ。。。先週風邪をひいておりました。。。
なんか、鼻の奥が旧にひどくなって、そこから鼻水と咳が止まらん((+_+))
1週間ずっと、鼻水、咳、微熱に悩まされ、何もできませんでした。。。
みなさんも気を付けましょう！！
さて、今日はJapaneseHIPHOPの教科書とも言われる、
”空からの力”というアルバムを95年にリリースした、キングギドラについて、
書いていきたいと思います。
キングギドラ(KGDR)とは
・Zeebra a.k.a DJ DIRTYKRATES、Zeebra the ill skill など
・K DUB SHINE a.k.a 渋谷のドン、BIG KOTTA、K二乗、ミコータ・カガ など
・DJ OASIS
この3人から成るグループである。
・1993年以前
＞Zeebra、六本木や渋谷のJ-Trip BARにてDJとして活動。
＞Zeebra,DJOASISにて、POSITIVE VIBEを結成。
＞英語でRAPをし、日本のHIPHOPに対する偏見と闘う。
・1993年
＞KDUBSHINEからZEEBRAへ国際電話(米(オークランド)→日)にて
＞日本語でのラップを聞いた際に、意気投合し、3人でキングギドラを結成。
＞”Yo MTV RAPS”の日本のRap特集でFab 5 Fredyにインタビューを受ける。
＞→この日の朝完成したデモテープが出回り、ｱﾝﾀﾞｰｸﾞﾗｳﾝﾄﾞｼｰﾝ認知のキッカケとなる。
・1994年
＞3人でアメリカ、オークランドへアメリカのシーンを肌で感じるために渡米。
＞NAS”ILLMATIC”発売時に、テープを購入して、湖のほとりに車を止めて、3人で2周聞き込む。
・1995年
＞アルバム”空からの力”をP‐VINEよりリリース。
＞RHYMESTER”EGOTOPIA”の”口から出まかせ”に参加。
・1996年
＞REMIXミニアルバム”影”をP-VINEよりリリース。
＞”さんピンCAMP”出演。
＞活動停止。それぞれソロ活動へ移行。
・2001年
＞DJOASISの1stアルバム”東京砂漠”の”ハルマゲドン”にて、Zeebra,KDUBSHINE参加。
＞OASISもRAPしている。
＞KDUBSHINEのミニアルバム”SAVE THE CHILDREN”の”シャイニング(KG still shining REMIX)”にてDJOASIS,Zeebra参加。
＞※2001年はキングギドラ復活への助走をつけるかの様に一時復活。
・2002年
＞2枚同時シングル”911(REMIX)””ジェネレーションネクスト”をDefstar Recordsより発売。
＞2ndアルバム”最終兵器”をDefstar Recordsより発売。
＞VHS・DVD”最終兵器”を同時発売(MV,LIVE)。
＞活動停止。それぞれソロ活動へ移行。
・2011年
＞東日本大震災のチャリティライブ”KEEP YOUR HEADS UP”出演。活動再開。
＞配信にて、”アポカリプスナウ”をワーナーミュージックジャパンより発表。
＞権利上の問題から”KGDR”へ改名。
＞AIRJAM2011へ出演。
・2012年
＞LIVE DVD”APOCALYPSE NOW”をライブ会場限定で発売。
・2014年
＞妄想族主催イベント”核MIX”に出演。
・2015年
＞P‐VINE設立40周年イベントに出演。
＞”空からの力”20周年エディションを発売。
1993年にグループを結成する際に、アメリカでの活動も視野に入れており、
日本人として活動するので、日本を象徴するグループ名を付けるという事を前提に
アメリカで日本発信の有名な物として、ゴジラがあった。
その中でも宇宙怪獣”キングギドラ”は、ボディーもゴールド(ブリンブリンなどHIPHOPの象徴的色)
首が3本生えており、Zeebra,KDUBSHINE,DJOASISを表すのに最適という事で決定した。
尚、その頃のNewYorkでは、Wu-TangClanが活躍しており、
カンフー映画の音声をネタにして、HIPHOPに東洋の色がかっこいい
という認識が浸透していた事もある。
私の出会いとして、最初はキングギドラというよりも、
ZeebraさんをNHKのトップランナーで見た事がはじめでした。
2000年4月。高校に入学したばかりのタイミングで当時、m-floを聞きながら、
HIPHOPを聞く体制に耳があった時に、NHKから
”１点突破！行くぜHIPHOPER！MrダイナマイトZeebra The ボンバー”
って鳴ってました。
Mrダイナマイトの歌詞の”ぶった切るぜ！覚悟しなダースベイダー”って歌詞があって、
その歌詞に、なんてアメリカナイズドされた内容なんだΣ(゜Д゜;)ってぶったまげました！！
その次の日くらいに高校の部活の先輩にその話をした時に、
その先輩がZeebraのファンだ！という事ですぐに、
その頃のZeebraの最新2ndアルバムの”based on a trune story”と”Rhyme Animal”そして、
キングギドラ”空からの力”を貸してもらいました！！
それからは、部活中に先輩達と、”未確認飛行物体接近中”の
Hook部分をコールアンドレスポンスで校舎の片隅に響き渡らせていました。
先輩：”飛行ぶったーい！”
俺 ：”未確にーん！”
先輩：”もう来ているぞぉー！！”
俺 ：”近くにぃーーー！！”
先輩：”日出ところぉーー！！”
俺 ：”島国ぃーー！！”
先輩、俺：”敵か味方か誰も知らずにぃーーー！！！”
2015年にキングギドラが、1stアルバム”空からの力”発売から20年が経ち、
記念版が発売されました。
YOUTUBEにて、結成から空からの力発売までの軌跡を本人達
にインタビューしており、
発売イベントでは、アメブレイク第三会議室のスピンオフとしてやっていた、
名盤各務塾のキングギドラ版をやっておりました。
本当にキングギドラの曲は、どの曲もリリックがとてつもなく、
一曲一曲のリリックへ込めた考えが語られておりました。
ホントに言葉遊びの超絶スキルを持ったプロ中のプロだと思いました！！
てか、20年経っているのに、歌詞に込めた思いを覚えているのがスゴイ！！
個人的に好きな曲は、”未確認飛行物体接近中””大掃除”はもちろんの事、
”真実の弾丸”KDUBSHINEソロの”スタア誕生”が好きです！！
韻の踏み方、歌詞の内容の深さがやヴぁいでっす！！
※真実の弾丸 より
★子供達の夢まで破壊してきた学歴社会
☆上手く出来たかい? 大学出れば良い就職
☆朝飯前に食った夕食前に食った昼食位の物
→この短い文章の中に3種類の言葉で韻を踏んでいる。
それでいて、学歴社会への問題定義を行っている。
★東京の素顔ひた隠す夜の湾岸で
☆ヒップホップガンガンかけて詰める弾丸
→ヤバく危ない東京という街が夜の闇に素顔を隠している。
そんな、闇に紛れて、HIPHOPを爆音でかけながら、
弾丸を詰めるように、リリックを虎視眈々と考えている様子が、
この短い文章に表現されている。情景が鮮明に浮かぶリリック！！！
どこもテレビではセックスとバイオレンス
本当に誰かさんの大予言が実現
危険 ムダになる意見 一日毎に線増える眉間
絡む利権とか見せない笑みは
いつもの偽善が巧みなメディア
→性と暴力が垂れ流されるメディアに変えられていく日本
への問題定義。韻も細かく意味の通るように踏まれている。
★ここ何処 ジパング 黄金の国!?
☆囚われたくないもう損得に
☆恐怖の産業 乱れる環境
☆無感情な商売また繁盛
→日本という情緒溢れる古き良き国で、
もう損得に囚われたくないメッセージを強く出している。
”無感情な商売また繁盛”は、自身の曲”スタア誕生”のリリックを引用。熱い！！
教師の見栄で増えるイジメ
もう折らせたくない桜の枝を
罪のない子供の笑顔
→日本に蔓延る、人種差別にも似たいじめに対する問題定義。
”ない桜の枝を””ない子供の笑顔”9文字で韻を踏んだ人って、
キングギドラ以前には、いないのでは？？スゴイ！！！
(真実の弾丸が命中)
商売上手じっくり死刑中
寄生虫の如く洗脳仕組む元凶にしない遠慮
→最初にHOOKに行くと見せかけての、
KDUBSHINEのVERSE継続中！！！このフェイクには、ぶったまげました！！！
真実の弾丸という曲を使って、遠慮なく世間に寄生する、
商売上手を死刑執行を行っている。かっこよすぎる！！
社会問題に対する、問題定義をこの表現でやられると感服ですね。
空からの力はアルバム全体的に捨て曲無しの素晴らしい、
日本のクラシックアルバムです！！
またやられたリリックの紹介をしたいと思います。
ご拝読ありがとうございました。
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