【映画レヴュー】彼らが本気で編むときは、(2017年日本) ネタバレ あらすじ

 

 

 

どうもぉ~~~!!

 

さっさんです(‘ω’)ノ

今回は、先週映画館で見てきた、

彼らが本気で編むときは、について、

書いていきたいと思います(‘◇’)ゞ
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彼らが本気で編むときは、とは

監督:荻上 直子

2001年自主制作映画”星ノくん・夢ノくん”が、

ぴあフィルムフェスティバルで音楽賞を受賞。

2003年長編劇場デビュー作”バーバー吉野”を発表。

第54回ベルリン国際映画祭・児童映画部門特別賞を受賞。

その後代表作、2006年”カモメ食堂”2007年”めがね”が、

小林・もたいコンビでヒットとなる。

2011年には、”トイレット”という作品で、

芸術選奨新人賞映画部門を受賞。

 

主要出演者

生田斗真:リンコ:トランスジェンダーの介護士

桐谷健太:マキオ:リンコの恋人

柿原りんか:トモ:マキオの姪

ミムラ:ヒロミ:マキオの姉、トモの母

 

あらすじ

ヒロミとトモは片親の親子。

心の支えが無く、精神的にアンバランスなヒロミは、

ある日、仕事を突然やめ、男と行方をくらませる。

母親が居なくなるのは、初めてではないトモは、

これまでと同様、叔父であるマキオを頼る。

この時マキオには、恋人ができ同棲している。

マキオは、恋人がトランスジェンダーである事をトモに伝え、

トモを受け入れる。

トモは、マキオとリンコと3人での生活を送る中で、

差別とは?愛とは?性別とは?母とは?など学んでいく。

 

全体を通してのテーマとして、母親の役割について、

色濃く描いている作品である。

 

5つの感想

・和製チョコレートドーナッツ

本作品を見て、まず感じたのは、

日本版のチョコレートドーナッツであるという事。

2014年に日本で公開されたチョコレートドーナッツ。

この作品は、薬に溺れ、男を作り家を出ていった女の子供を

たまたま隣に住んでいた、同性愛者の2人が引き取り育てる物語。

ただ、全体を通してテーマに違いがある。

彼らが本気で編むときは、は母親とは?について語っている。

チョコレートドーナッツは親になる事について語っている。

 

・子供時代に母親に甘える事の大切さ

トモの母ヒロミのその母親も離婚しており、

それから、ヒロミは母親が編む洋服などを身に着けなくなった。

これは、ヒロミは母親の離婚を機に母親に甘える事ができなくなり、

母親からの愛を受けられず、大人になってしまった。

ヒロミは愛を受けて育っておらず、その子供トモにも、

愛を以て接する事ができない状態であった。

トモも愛を受けるという事がどういう事かわからずに居た。

そんな時、トモはリンコと一緒に生活する事により、

リンコから受ける愛により、愛を学んでいく。

ヒロミからトモへの愛の伝承ができない部分を、

リンコからトモへ愛が伝承され、親子2代に渡る、

精神的アンバランスが断ち切られている。

この無愛の断絶を描いていてとても良い作品と感じました。

 

・トランスジェンダーへの理解の布教活動的作品

日本では、長い間心の性別と体の性別の違いについて、

理解されない時代が続いていた。

最近になり、だいぶん理解が進み社会的にも受け入れる

器ができてきている。

この作品は、まさにそのことに理解を深めるための作品。

3月31日から公開されるムーンライトもまさにその流れであると思う。

これは、トランスジェンダーへの理解を社会に広める、

布教活動的な作品であると感じる。大変重い役割を持った作品だ。

 

・性転換手術の豆知識!!

リンコが性転換手術について、語っている内容で、

男性器を切った後、中の肉を全て取り出し、

皮を裏っかえして、性器に戻し女性器にすると説明されていて、

すげぇぇぇぇ!!と思いました!!

とても痛そうで、寒気がしました(*´з`)

 

・学びは、経験。(差別する側からされる側へ)

トモが学校の友達であるカイ(トランスジェンダー)を

最初の内は、理解ができず関わりを閉ざすのだが、

リンコと生活を続けていく事で、

トランスジェンダーへの理解が深まり、

人としての敬意を持つようになる。

その後カイと打ち解ける様になる。

しかし、トモはリンコと生活を続けている事で、

学校でいじめを受ける様になる。

本当の敵は、人を偏見により差別する事であると学ぶ。

これこそ、人生の経験による学びだと思う。

とてもいい作品だ。

 

最後に

この作品により、子供時代に親から愛を受けられなかった人が、

大人になってからも、精神的にアンバランスになってしまい、

俗にいう、アダルトチルドレン状態に陥ってしまう様と、

トランスジェンダーであるが故の苦悩を描いている。

しかし、両方の状態をただ描いているだけでなく、

解決方法についても提示しており、作者の問題に対する向き合い方、

責任の果たし方を学ばせてもらいました。

 

とてもいい作品です。

 

ご拝読ありがとうございました。

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