【映画レヴュー】パッセンジャー(2017年アメリカ) 3つの感想 ネタバレ有り 矛盾点

どうも~!!

さっさんでーす(‘◇’)ゞ

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本日は、先週観てきました、

SF映画、パッセンジャーの感想を綴って行きます。

いろんな要素を含んだこの映画、

多々矛盾した不自然な点が多いですが、

人の心の移り変わり、

人の罪を許す過程はよく描かれている

とても良い内容だと思いました。

 

パッセンジャーとは

監督:モルテン・ティルドゥム

ノルウェー出身の映画監督。

テレビ、MV、CM、短編映画を監督した後、

2003年”Buddy”にて初長編映画を監督。

2008年”堕天使”、2011年”ヘッドハンター”が公開。

2014年”イミテーション・ゲーム”にて英語作品デビュー。

 

脚本:ジョン・スペイツ

2011年ダーケストアワー消滅の原案・脚本

2012年プロメテウス 脚本

出演者

クリス・プラット

2011年”マネーボール”

2014年”LEGOムービー”声優主演

”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”主演

2015年”ジュラシックワールド”主演

 

ジェニファー・ローレンス

2008年”あの日、欲望の大地で”

2010年”ウィンターズボーン”主演

2012年”世界にひとつのプレイブック”主演

2013年”アメリカンハッスル”

2015年”ジョイ”主演

 

ローレンス・フィッシュバーン

1979年より俳優として活動している。

マトリックスシリーズのモーフィアス役。

M:i:Ⅲにも出演している。

 

あらすじ

未来の話。地球にて、人口増加により環境的に、

増加した人口をフォローしきれなくなっていた。

そんな中、地球から遠く離れた第2の地球への移住計画により、

5000人が移住の為、宇宙船に乗り移動。

しかし、第二の地球までは120年間の時間が必要である為、

移住者は、冬眠状態で120年間を過ごす。

地球を出発して、30年後宇宙船は、小惑星群との衝突事故により

一部を破損し機能を維持する事ができなくなる。

この事故の影響で冬眠カプセルの1つが、覚醒してしまう。

目的地まで残り90年、再度冬眠する事も許されない一人の男を

描いた作品。

 

3つの感想(ネタバレあり)

①映像表現が最高!!

とにかく、全編通して映像の表現されている内容が最高!!

宇宙船の中、ラウンジの様子、プールの窓壁、スイートルーム、

軌道変更に使用する恒星の様子、宇宙空間の様子、

どれも本当に宇宙空間ってこんな感じなんだろうなって、

リアルで、リアルであるから、死という物が

壁一枚向こうの世界である事が伝わってよかった!!

 

②人の罪を許す過程が勉強になる。

覚醒して1年間一人だけで誰とも会話できずにいた主人公が、

惚れてしまった、1人の女性を覚醒させてしまう。

その罪に対して、起こされた彼女は許せずにいるのだが、

最後の最後に彼が居なくなり、自分が一人になって、

90年間誰とも会わずに過ごさなければならない事を想像し、

ようやく彼を許すことができる。

やはり、人は自分だけではなく、相手の立場に立って、

初めて許すことができるのだといい教訓となりました。

罪を憎んで人を憎まず。簡単ではない、重く深い言葉だ。

 

③誰でもああなるよねぇ~。笑

宇宙船の密閉された空間の中、

急に覚醒させられて、目の前に明るい未来を持った人達が

冬眠している、まさにお預けの状態で過ごしていたら、

誰でも、彼のような行動に出てしまうよなぁって思いました。

しかし、理想としては一人で寿命まで生ききる事ですけど、

何十年もあれは無理っしょ!!(*´з`)笑

しかし、起こされた方からしたら、いい迷惑ですし、

まして、その人に選ばれたと思ったら気持ち悪い

と思っちゃいますよね。。。笑

 

設定の矛盾点

①120年経っていないのに、船内が起動する。

第二の地球に着く4か月前まで、冬眠している5000人の

人々は、誰も覚醒しない事が大前提の宇宙船にも関わらず、

到着の90年前に覚醒した、人に対して宇宙船は反応する。

電気をつけたり、AIが応対したり、施設を動かしたり、

食料もエネルギー量も120年に合わせて貯蔵しているはず。

そんな無駄遣いしていたら、破たんするでしょう!?

 

②道中のイベント演出が作られている。

地球出発から120年間誰も起きてこない設定になっている、

宇宙船内にて、太陽の様な恒星の重量を利用して、

軌道を変える際に、観光客向けに艦内アナウンスがなされ、

恒星をまじかで見られる事を演出している。

ん???

もし、正常に誰も起きていない場合でも、

宇宙船は、さみしくその艦内演出をするのか??笑

 

③宇宙船の床をめくったら土。

主人公が、途中起こした女性の為に管内に

木を植えるのだが、

宇宙船の床を剥がすと、そこに土があるのが笑った!!

てか、その植えた木はどっから持ってきたんだ!?

わけわからなすぎる(^^♪笑

 

④重力装置、ダウンと起動の演出。

重力装置は、遠心力によって実現されており、

5000人乗る規模の巨大装置が回っているのだが、

装置の故障にて、遠心力装置が止まり重力が

無くなる演出で、急に重力無くなったり、

急に重力ができたり、

巨大設備の回転が止まるにせよ、

惰性で、回りながら止まるはずである。

100歩譲って、急に止まったとしたら、

慣性の法則で、船内も物は壁に叩きつけられるはず。

ここすごく不自然だった。

 

⑤出発30年って事故るの早すぎ。笑

出発して、まだ4分の1しか進んでないのに大事故!!

後、90年もあるし!!!

あと、3,4回は事故るでしょ!!!笑

まぁ、事故ったとしても船内の主人公2人が

何とか、船を救ったのであろう(^^♪

よって、この映画は、続編作成可能!!!

実は、120年後の第二の地球到着までに、

こんな事がありました!!的な。

 

最後に

色々矛盾点は、あるにせよ、

SF要素、人の罪と許しの要素、ホラー要素、ストーカー要素、

いろいろあり、最後まで楽しめる内容でした!!

最後に彼女が彼を許せた場面は、おぉ!!と思いました。

彼の罪を受け入れた彼女の成長を描いた内容が、

とても良かったです!!

 

おすすめ!!

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