【映画レヴュー】魔女の宅急便(1989年日本) 宮崎駿が引退復帰を繰り返す理由。


どうも~~~~~(^^♪

ジャンヌさっさんです(^^)/
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本日は、言わずと知れた、

日本アニメ界の巨匠、宮崎駿監督作品、

魔女の宅急便について、語って行こうと思います。

 

昨日この作品を恐らく25年ぶりくらいに

見たのですが、懐かしさからなのか、

冒頭からクライマックスまで号泣しっぱなしでした。

 

途中、劇中のキャラクターの中に

宮崎駿監督がライドしてキキと語り合っているシーンがあり、

そのシーンがとても印象的でした。

あの天才にもこんな思いがあったのか!?

っていうのと、引退、復帰をくりかえす理由についても、

そこで語られていて、とても良かったです。

詳しくは、後程。

 

魔女の宅急便とは

監督:宮崎駿

1965年~1968年の三年間で高畑勲・森康二・大塚康生

と共に”太陽の王子 ホルスの大冒険”を制作。

1971年テレビのルパン三世1stシリーズが低視聴率で、

子供向けへ舵を切る為に演出として途中参加。

1974年アルプスの少女ハイジにて、場面設定、場面構図で参加。

視聴率は26.9%に登り、初の成功作品となる。

1978年NHKで初監督作品”未来少年コナン”を作成。

1979年映画”ルパン三世 カリオストロの城”を作成。

1982年アニメージュで”風の谷のナウシカ”連載開始。

1984年”風の谷のナウシカ”映画公開。

 

キキ(主人公)

13歳に魔女の掟として修業の為に、

実家を離れ別の町で生活を始める。

性格的にとても明るく前向きで、

しかし、ちょうど思春期である為、

自分の中に存在する多面性に悩み、

魔力が弱まる。

 

ジジ

キキの相棒の黒猫。

生意気な性格で言いたい事をズバっと言うが、

性格的に結構心配性で、

キキが希望に向かって突き進む際に、

別の角度からの意見を述べる。

 

ウルスラ(森のおねぇさん)

森に住み、絵を描きまくっているおねぇさん。

キキの事を気に掛けていて、

悩みを聞いてくれる姉貴的存在。

 

オソノ

キキに部屋を貸してくれたり、

宅配業務内容について、

アドバイスをくれる、パン屋の婦人。

とてもいい人で、キキとトンボの仲を

取持ってくれたりもする。

 

老婦人

とにかく最高。めっちゃいい人。

キキへの感謝の気持ちをとても粋な演出で伝える。

 

あらすじ

魔女として生まれたキキには、魔女としてのしきたりがある。

13歳になると住み慣れた町を出て、

見ず知らずの町に住み、修行をしなければならない。

ある満月の日、昼間ラジオを聴いていると、

その晩は、晴れだとラジオが告げる。

キキはこれを受けて、来月の出発予定を急にその晩に繰り上げる。

街の皆が別れを惜しむ中、キキはあっけらかんと

住み慣れた町を後にする。

住み慣れた町を出たキキを待ち構える運命や如何に。

 

5つの感想

①キキの飛行技術を下手くそに描いている。

キキのホウキを使っての飛行技術が、

本編中で終始下手くそに描かれている。

この表現に、この魔女の宅急便の大部分が詰まっていると感じる。

誰だって始めた時にには、初心者で下手くそ。

そして、ホウキを使って飛ぶ事を考えた事も無く、

天性でやっている。そんなキキが思春期に入り、

様々な事が考えられる様になりこれまで自然にできた事が、

出来なくなってしまう。

自分を天才だと思っていた井の中の蛙が、

大海を知り、何もできなくなる事の典型を表現していて、

キキに対して、とてつもなく親近感を感じてしまう。

魔女だって、普通の人間だ。

 

②キキの心の中の多面性との葛藤を描いている。

キキがオソノさんの計らいで、トンボに会うきっかけができる日、

トンボの自転車に2人で乗って、

スリリングで、怖い経験であるが、

とても楽しさを感じる。

しかし、その後トンボの友達が現れ、

トンボがその人達と仲良く話している姿を見て、

嫉妬してしまう心。

しかも、その心を家に帰って思い悩む。

これまでは、子供だったので巻き起こらなかった、

感情が思春期を迎えて自分の中に芽生え苦しむ。

人間なら皆同じ事を思い悩んだはずのこの感情。

とても上手く素直に表現されていて、素晴らしい。

 

③ウルスラに宮崎駿がライドしている。

魔力が弱くなり思い悩む、スランプ中のキキに

森から町に買い出しに来た、ウルスラが訪ねてくる。

彼女と共に悩むキキは森へ泊りに行くのだが、

その時に、ウルスラにキキが悩みを相談する。

この2人の会話のやり取りが、

どう考えても、宮崎駿がキキの相談に乗っている様に見える。

ウルスラが、キキくらいの年齢の時に絵描きになる事を決め、

描きまくっていたが、ある日自分の描いている絵が

誰かの真似であると気づき全く描けなくなったエピソードを話、

キキがそんな時どうするの?と聞く。

するとウルスラが、とにかく描きまくる。

そして、それでも描けなくなった時は、描くのをヤメて、

別の事をする。そうしていたらそのうち自然と描きたくなる。

と言っている。

これは、宮崎駿さん本人の思っている事だと感じる。

引退、復帰をくりかえす事は仕方が無い事だとわかる。

そして、物を作るという事は、

1作に本当に自分のすべてをつぎ込んで要るんだと

切に感じる事が出来た。

RESPECT!!

天才宮崎駿もこんな感情と戦っていたと思うと、

親近感がわいてくる。

 

④老婦人の感謝の伝え方が粋。

キキの魔力が弱まっていて、宅配業を休んでいる時に

一度、仕事を請け負ったお顧客の老婦人から、

仕事の連絡がる。オソノさんがその連絡を受け、

一度断ったが、どうしてもという内容。

で、キキが老婦人宅を訪ねると、

老婦人が、キキという人にそのケーキを届けてほしいと言う。

そして、誕生日も聞いてきてほしいという。

こんな粋な計らい!!!泣いてまうわ!!!

てか、、これ書きながら、今泣いている俺。笑

 

⑤ジジが喋れなくなる事への解釈。

あくまで、僕の解釈です。

ジジが喋れていたのは、これまで子供だったキキに

欠けていた、危機察知能力をジジからのアドバイスに

よって気付かせる為だと思います。

なので、思春期を迎え自分の中に多面性を見出した

大人には、ジジからの危機察知抑止力が必要無くなり、

喋らなくなったのでは?と思います。

ジジの内面をキキの心の中に取り込まれたって感じ。

なので、ジジは喋らなくなりましたが、

キキの心の中で2人の会話はずっと続くと思います。

 

最後に

本当に、昨日DVD再生した瞬間から、

涙が止まらなくなって、最後までずっと泣いてました。

そして、この映画の中でキキの成長が

凄く描かれていて、大人になってみると、

そんな事ってあるよなって軽く流せるけど、

直球で受け止めてしまう思春期のリアルタイムが

ハイパー良かったです。

 

ずっと、飛ぶのが下手くそなキキが、

最後のエンディングで上手に飛んでいる姿も、

彼女の成長を色濃く表せていて、

本当に涙が止まらない作品です。

 

改めて見る事をお勧めする作品です(^^)/

 

ご拝読ありがとうございました。

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